座ると【右側のお尻が痛い】人の共通点は?原因とセルフケア
運転中やソファでくつろいでいるうちに「お尻が痛い」そんな経験はありませんか。このタイプの痛みは、おしりの筋肉のこわばりや座り姿勢のクセによって、お尻の奥を通る坐骨神経の刺激されて発症していることがあります。 ただ同様の症状でも腰や股関節などが関係している場合もあるため、原因を解剖学的に整理しておくことが改善への近道です。この記事では、鍼灸整体院の国家資格者である院長が、「座ると右のお尻が痛い」のメカニズムや発症する人の共通点、今日からできるセルフケアまでをわかりやすく解説します。
「座るとお尻が痛い」よくある原因
「運転中右側だけお尻が痛くなる」「ソファーに座ると片方のお尻が痛くなる」といったお悩みを当院でも多くいただきますが「座るとお尻が痛くなる」原因としてよくあるのが「坐骨神経の圧迫」です。
座るとお尻が痛くなる仕組み
腰から足先に向かって走行している坐骨神経があります。 デスクワーク作業やソファーなど座る姿勢が続くと、上半身の重みが骨盤に集中し血流の巡りも悪くなるため、筋肉がこわばりやすくなります。そうなると、筋肉の隙間を走行している坐骨神経を圧迫してしまい「座るとつらい」「片方だけのお尻が痛い」といった症状につながります。
このような方が痛みがでやすい傾向があります
座るとお尻に痛みが出やすい人にはいくつかの共通点があります。
- 座ることが多い
- 片側に体重を乗せることが多い
- 足を組む
- 浅座り
- 運転やソファーで座る時間が長い
- ストレッチや運動、湯船につかる習慣がない
これらは、お尻に過度な負担をかけていることが多いです。特にソファーは、身体が沈み込みやすいため、お尻の深層筋に余計な負担がかかります。また、車も座面の角度によって同じ場所に圧迫が続き、痛みを誘発しやすくなります。他にも、デスクワークなどで座って作業することが多いなか、ストレッチや運動、湯船につかるといった習慣がない方は、筋肉が硬いままでお尻のこわばりが蓄積されていきます。
他にも考えらる原因
ただし、上記のような要素が揃っていたとしても他の問題でも同じような症状がでます。
腰椎椎間板ヘルニア
ヘルニアを引き起こすと、腰やお尻の痛み、太ももからふくらはぎにかけて痛みやしびれが出ることがあります。 前かがみの姿勢で悪化しやすいのが特徴です。
脊柱管狭窄症
脊柱管が狭くなることで神経を圧迫し、尻や脚に痛みやしびれが出ることがあります。 長く歩くとつらくなり、少し前かがみで休むと楽になる傾向があります。
仙腸関節炎
骨盤のつなぎ目である仙腸関節に過度な負担や炎症がおきることで、おしりに痛みが出ることがあります。しゃがむときに寝返りなどに痛みを感じやすいのが特徴です。
股関節の問題
股関節周囲の問題によって、お尻の痛みが出ることがあります。あぐらで違和感が出る場合は、股関節由来の可能性もあります。
お尻の痛みがお尻の筋肉の緊張によって発症している場合「長く座ると悪化する」「お尻の奥が重いだるい」といった特徴がありますが、必ずしもそうではありません。原因が違えば対処法も変わります。そのため「お尻が痛い=すべて坐骨神経痛」と決めつけず、まずは病院で検査を行い骨や関節に問題がないか確認することも大切です。
自宅でできるセルフケア3つ
同じ姿勢が多い方や日常の座り方などおしりに負担をかけるような行動やクセが背景にある場合は、日常生活の中で姿勢のクセやストレッチ、温めるケアなど少し工夫するだけでも症状の軽減が期待できます。
4の字ストレッチ
お尻の深い部分にある筋肉が硬くなっている場合は、4の字ストレッチで臀部の深層筋を優しく伸ばすことが効果的です。
膝の上に反対側の足首を乗せ、息を吐きながら上体を曲げます。足を曲げている側のお尻まわりの筋肉がストレッチされることで、坐骨神経の圧迫が減り、症状の軽減が期待できます。
「呼吸をしながらゆっくり気持ちいいくらい」で行ってください。
30分を目安に体を動かす
座る姿勢が長く続くとお尻の筋肉は圧迫され続け、血流の巡りが悪くなりこわばりやすくなります。 そのため30分を目安に1度立ち上がって、少し身体を動かしたり歩いたりすることで、症状が出るのを防ぎます。
湯船につかる
特にデスクワークなど普段から長時間座ることが多いうえ身体を動かすことが少ない方は、血流の巡りが悪くなり、筋肉のこわばりやすいです。シャワーよりお風呂に浸かることで、身体が温まり筋肉の緊張が和らぎますので、お尻の痛みの軽減につながることがあります。
座り方を気を付ける
足を組んで座る姿勢やソファーの背もたれに寄りかかりがなら浅く座るといった典型的に体へ負荷を与える座り方は避けましょう。知らず知らずのうちに身についてしまっていることが多い座り方なので、まずは「足を組むこと」と「浅く座って背もたれに寄りかかること」から見直してみましょう。
まとめ
まずは座る姿勢やクセ、ストレッチなど日頃の生活習慣の見直しも改善していくうえでとても大切です。またストレッチは、「少し楽になる」「気持ちよく伸びる」と感じる範囲で行いましょう。痛みを耐えながら強く伸ばしたり、痛みが増しているのに続けたりすると逆効果になる場合があります。セルフケアを続けても変わらない場合や痛みが強くなる場合は、無理をせず専門機関で検査を行い、原因を明確にしましょう。