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  • スマホ時間の増加で増えている胸郭出口症候群|腕の重だるさ・手のしびれに注意

スマートフォンを見る時間が増えた今、知らないうちに猫背や巻き肩、ストレートネックのような姿勢になり、首から腕へ向かう神経や血管に負担がかかりやすくなっています。その結果として起こりやすいのが「胸郭出口症候群」です。
この記事では、スマホ姿勢と胸郭出口症候群の関係、なぜ腕のだるさや手のしびれが起こるのか、そして改善のために大切なことを分かりやすくお伝えします。

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群とは、首から腕へ向かう神経や血管が、首・鎖骨・胸のあたりにある狭い通り道で圧迫されて起こる症状の総称です。神経や血管は、斜角筋、鎖骨の下を通って腕へ向かいます。この通り道が姿勢の崩れや筋肉の緊張によって狭くなると、神経や血管にストレスがかかり、腕のだるさや手のしびれ、力のはりにくさといった症状が出現します。

 

なぜスマホ姿勢で起こりやすいのか

最近は、調べものも、動画を見るのも、買い物も、連絡も、ほとんどのことがスマートフォンひとつでできる時代になりました。電車やバスを待つ少しの時間でも、ついスマートフォンを見ている、という方は多いのではないでしょうか。
スマートフォンを見るとき、人は自然と顔を下に向け、頭が前に突き出す姿勢になりやすくなります。頭が前にいくことで、背中も丸くなり、肩も内側に入り、いわゆる猫背や巻き肩の状態になっていきます。さらに、頭が前に出た姿勢では首まわりの筋肉に大きな負担がかかります。頭の重さは約5〜6kgあるため、うつむく角度が強くなるほど首への負担も増し、首から肩にかけての筋肉が緊張しやすくなります。こうした姿勢が習慣になることで、ストレートネック、首肩まわりの筋肉の過緊張、左右差、筋肉のアンバランスが起こりやすくなります。その結果、神経や血管が通るスペースが狭くなり、腕の重だるさやしびれといった腕への症状が出やすくなるのです。

胸郭出口症候群の症状とは

胸郭出口症候群では、次のような症状がみられます。

  • 腕の重だるさ

  • 手や指のしびれ

  • 肩や首のこり、痛み

  • 手に力が入りにくい、握力が落ちる

  • 手の冷えやむくみ、感覚の鈍さ

特に、同じ姿勢が続いたあとや、つり革やドライヤーなど腕を上げ続けたとき、重たいバッグを持って腕を下げ続けたときに症状が悪化しやすいのが特徴です。「しびれが強くなってきた」「手に力が入りにくい・物を落としやすくなった」といった症状がある方は、早めに医療機関へ受診することをおすすめします。

スマホ姿勢で腕が重だるくなるの理由

胸郭出口症候群では、神経だけでなく血管も一緒に圧迫されることがあります。そのため、痛みやしびれだけでなく、「腕が重い・だるい・疲れやすい・冷える」といった症状までもが出ることもあります。つまり、単なる筋肉のコリだけではなく、神経と血流の両方にストレスがかかっている状態です。最初は軽い違和感でも、放っておくとしびれや筋力低下がはっきりしてくることがあります。
特にスマートフォンを見ている姿勢は、自然と頭が前に出て、背中が丸くなり、いわゆる猫背の姿勢になりやすくなり、首や肩まわりの筋肉にはじわじわと負担がかかっていきます。さらに肩は内側に入り、胸の前側も縮こまり、神経や血管の通り道がさらに狭くなるため「スマホを見ていると腕が重だるくなってくる」といった症状がおこりやすくなるのです。

一般的な治療

胸郭出口症候群では、一般的に薬を使って痛みやしびれを抑えたり、リハビリで姿勢や筋肉の状態を整えたりしながら経過をみることが多いです。
もちろん、薬で症状が軽くなることはあります。ただし、薬はあくまで今ある症状を和らげるための対症療法であり、猫背や巻き肩、筋肉の過緊張といった根本的な原因そのものを解消するわけではありません。そのため「薬を飲んでいる間は少し楽だけど、また戻る」という状態を繰り返してしまう方も少なくありません。

根本改善するための重要なポイント

胸郭出口症候群を根本から改善したいのであれば、以下の3つが特に重要です。

  • 筋肉の緊張を和らげる、左右前後のバランスを整える

  • 姿勢崩れを整える

  • 神経や血管が通りやすい状態を保つ

 

ただ、「首や肩をマッサージする」「猫背矯正する」だけでは、その場では楽になっても時間が経つと戻ってしまうことがあります。胸郭出口症候群は、「猫背だから」「肩こりが強いから」といった表面的な理由だけでは説明できないことが多く、どこの筋肉が硬くなっているのか、どこで神経や血管が圧迫されているのかを細かく見ていくことが大切です。また、姿勢の崩れも、頭や肩の位置だけではありません。骨盤の傾きや背骨全体のバランスまで影響していることもあるため、患部だけでなく体全体でみることが根本改善には欠かせません。

日々のストレッチも必須

胸郭出口症候群は、日常の姿勢や体の使い方の影響を強く受けるため、施術だけでなくセルフケアも毎日継続的に行うことが、症状の悪化や再発予防のためにもとても大切になります。
例えば、スマホや見る姿勢で負担がかかりやすい筋肉のストレッチだと

  • 小胸筋のストレッチ

  • 首の前側から横にかけての斜角筋ストレッチ

  • 肩甲骨まわりを動かすストレッチ

日頃から負担がかかりやすい筋肉をゆるめておくことで、神経や血管の通り道に余裕が生まれやすくなります。気持ち良く感じる程度で、呼吸を止めずにゆっくり行うことがポイントであり、習慣化させることが大切です。

 

胸郭出口症候群に対する当院の考え方

胸郭出口症候群は、首や肩だけの問題ではなく、普段の姿勢や体の使い方のクセ、筋肉のアンバランス、関節の動きの悪さなど、さまざまな要因が複雑に関わって起こることが多いです。そのため当院では、ただ首や胸まわりの筋肉を緩めるだけの鍼治療や整体は行いません。
ぶり返しやすい症状だからこそ「姿勢分析」に加え、「関節・筋肉・神経」の状態を丁寧に検査し、根本原因を徹底的に見極めていきます。また胸郭出口症候群のように、筋肉の緊張や姿勢の崩れが深く関係している症状は、当院独自の鍼・整体施術と相性が良いです。鍼治療では、マッサージでは届きにくい深層の筋肉にまでアプローチし、指圧では届かない深層の筋肉までゆるめていきます。そのうえで、これまでの姿勢のクセや体の使い方によって生じた歪みを、整体で整えていきます。このように、当院ではただ症状を追いかけるのではなく、神経に負担がかかりにくい体の状態へ整えていくことを大切にしています。原因を明確にしたうえで、その方の体の状態に合わせて施術内容を組み立て、最短で改善へと導けるようにサポートしていきます。

見出し

胸郭出口症候群に対する当院の施術をご紹介します。

通勤バッグなど重たいバッグを持ったり、長時間のパソコン作業後に腕がだるくなり、力のはりにくさに悩みご来院。

7年前に胸郭出口症候群と診断されて以来、何度か症状を繰り返していた方の事例です。今回は起床時のつらさに加え、デスクワーク中の背中の張りや腕のしびれが強くなり、根本改善をしたいとのことでご来院されました。

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