変形性膝関節症と半月板損傷の違い│原因・症状・日常の注意点
膝が痛むと「変形性膝関節症かもしれない」「半月板を傷めたのでは」と不安になる方は多いと思います。どちらも膝の痛みに関わる状態ですが、傷む場所やきっかけ、痛みの出方には違いがあります。この記事では、膝の構造から順に、2つの違いや日常生活で気を付けたいことを整理してお伝えします。
膝関節の構造
膝関節は、「太ももの骨(大腿骨)」「すねの骨(脛骨)」「膝のお皿(膝蓋骨)」の3つの骨を中心に成り立っています。体重を支えながら、曲げ伸ばしを担う大きな関節です。
骨の表面は「関節軟骨」で覆われています。骨同士が直接こすれて削れるのを防ぐ役割があります。
大腿骨と脛骨の間には「C字型の半月板が内側と外側に1つずつ」あります。半月板は関節軟骨より少し硬い線維軟骨で、衝撃を和らげるクッションの役割と荷重を分散して関節を安定させる役割があります。
膝の安定性は靭帯によって保たれており、内側と外側を支える内側側副靭帯・外側側副靭帯と、膝の中央で前後の動きを制御する前十字靭帯・後十字靭帯があります。膝のお皿は、太ももの前の大腿四頭筋と膝蓋腱に支えられています。
膝は、これらの靭帯と筋肉が骨や半月板とともに支えることで、体重を受け止めながら安定して動くことができています。
変形性膝関節症とは
膝の軟骨が長い年月をかけてすり減り、膝関節に変形が起こる状態です。原因としては、次のようなものが挙げられています。
- 加齢とともに軟骨の弾力性の低下
- 体重増加
- O脚・X脚
半月板損傷とは
半月板に傷が起きている状態で、主に次のようなきっかけがあります。
- スポーツ中のひねり動作・ジャンプの着地など
- 転倒や事故などによる膝への大きな衝撃
- 加齢による半月板の変性
変形性膝関節症と半月板損傷の違い
痛むきっかけ
| きっかけ | |||
|---|---|---|---|
| 変形性膝関節症 | はっきりせずに、徐々に痛むことが多い | ||
| 半月板損傷 | ジャンプ・ひねるなど、きっかけがはっきりしていることが多い |
痛み出方
| どんな時 | |||
|---|---|---|---|
| 変形性膝関節症 | 立ち上がり・歩き始めといった動きだしで痛む | ||
| 半月板損傷 | 曲げ伸ばしの際に引っかかり感・急に膝が動かなくなる(ロッキング) |
ここで挙げた違いは、あくまで一般的な傾向です。実際には、どちらにも当てはまることや、両方が同時に起きていることもあります。そのため膝に違和感を感じたら、まずは整形外科で診察や画像検査で確認することをおすすめします。
日常生活で気を付けること
膝の痛みがあるときは、日々の動作を少し見直すだけでも、膝への負担を減らせる場合があります。変形性膝関節症も半月板損傷も、膝に強い圧力やねじれがかかる動作で負担が増えることで、悪化しやすい傾向があります。そのため、次のような点は共通して意識しておくとよいでしょう。
膝を深く曲げる
床から立ち上がる・掃除でしゃがむ・低い位置にある荷物を持ち上げるなど、膝を深く曲げ・伸ばしする動作は、膝に強い負担がかかるとされています。なるべく椅子に座る・道具などを使っての掃除など、深く膝を曲げない環境づくりを行うことで、膝関節への負担を減らします。
急な動きを控える
深くしゃがむ、膝をひねる、しゃがんだまま向きを変える、急に方向転換する、ジャンプするといった動きは、膝への負担が大きいため、特に運動される方は注意が必要です。
自己流の筋力トレーニングやマッサージ
ネットやYouTubeなどで検索したら、膝の筋力トレーニングやマッサージ方法が出てきますが、自己判断で取り組むことで悪化するケースがあります。専門家のもと、状態にあった適切な内容で取り組むことが望ましいです。
体重管理
体重が増えると、その分膝への負担も大きくなります。特に肥満の方は注意が必要です。
当院の膝治療は「鍼・整体施術」
当院では、膝治療に対して「鍼・整体施術」を行います。膝関節への負担をできるだけ抑えながら、筋肉の過度な緊張やバランスの乱れを整え、痛みの軽減を目指します。
膝の痛みは、膝まわりだけに原因があるとは限りません。股関節や足首、姿勢や体の使い方など、様々な問題が複雑に絡み合い、膝への負担につながっていることも珍しくありません。そのため、膝まわりだけを鍛えたりマッサージしたりしても、変化を感じにくい場合があります。そこで当院では、まず丁寧に検査を行い、膝に負担がかかっている背景を確認します。そのうえで、お一人おひとりの体の状態に合わせて、鍼と整体の内容を組み立てていきます。
アクセス
福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目2-7 熊江ビル201
地下鉄空港線【赤坂駅】徒歩3分・西鉄【福岡天神駅】徒歩10分・西鉄バス【法務局前】 徒歩1分