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【腰椎椎間板ヘルニア】再発?前兆と気を付けるべき生活習慣

腰椎椎間板ヘルニアは、一度発症すると発症したことのない方に比べて再発しやすい傾向があります。
腰椎椎間板ヘルニアの再発が起こる仕組み、注意していただきたい生活習慣、再発の前兆となるサイン、そして再発した場合の治療方針の考え方までお伝えします。今の痛みが落ち着いている方も、再発予防のヒントとしてぜひ最後までお読みください。

なぜヘルニアは再発するのか

背骨のクッション材としての役割を担っている椎間板は、中心にあるゼリー状の「髄核」と、それを取り囲む線維状の「線維輪」でできています。ヘルニアは、この線維輪に亀裂や傷が入り、そこから髄核などが飛び出して神経を圧迫がおきた状態を指しますが、一度ヘルニアを起こした椎間板は、健康な状態の椎間板に比べて脆くなってしまいます。それは、椎間板自体も加齢や日々の負荷によって水分量や弾力性が徐々に低下していくうえに、線維輪に亀裂が入ったことで構造的な強度が落ちてしまうからです。変性が進んだ椎間板は衝撃を吸収する力が弱まり、線維輪にかかる負担も増えやすくなります。こうして脆くなった部分に、前かがみの動作や腰をひねる動作、重い物を持つ動作といった負担が繰り返し加わると、再びそこから髄核が飛び出しやすくなります。つまり「一度ヘルニアを経験した椎間板は、同じ負担でも再発につながりやすい状態になっている」ということです。

手術を受けた方でも、この点は変わりません。手術では神経を圧迫している部分を取り除きますが、椎間板そのものを新品に交換するわけではないため、傷ついた線維輪や、もともとの椎間板の変性がそのまま残ることがあります。そこに再び負担がかかれば、残っていた髄核が飛び出してしまう可能性があるのです。手術後であっても再発のリスクがゼロにならないのは、こうした理由によります。

椎間板ヘルニアの再発の引き金になりやすい生活習慣とは

日々のちょっとした姿勢や動作の積み重ねが、腰や椎間板に大きな負担をかけ、ヘルニア再発の引き金になることは少なくありません。当てはまるものがないか、ご自身の生活を振り返るきっかけにしていただければと思います。

重たい荷物を持つ

介護、運送、建設、農作業など、重い物を持つ仕事をしている方は注意が必要です。腰を曲げたまま物を持ち上げると、線維輪の傷が残っている部分に負担が集中し、そこへ繰り返し力が加わることで、残っていた髄核が再び突出することがあります。重い物を持つときは、腰だけで持ち上げず、膝を曲げて荷物を体に近づけ、脚の力を使うことを意識しましょう。

前屈み姿勢

床掃除、洗濯、デスクワークなど、前かがみの姿勢が長く続く方も注意が必要です。前かがみの姿勢は、椎間板の後方部分にかかる圧力を高め、線維輪の弱い部分への負担を増やしやすくなります。作業台や椅子の高さを見直し、同じ姿勢を長く続けないようにしましょう。

捻る動作

荷物を持ったまま腰をひねる動作が多い方やゴルフをされる方は、椎間板にねじれの力が加わりやすくなります。ねじれと圧迫が同時に加わる動きは、線維輪により大きな負担をかけると考えられています。方向転換の際は、腰だけでなく足ごと向きを変えるようにすると、腰への負担を抑えられます。

長時間の座位姿勢

デスクワークや車の運転で長時間座り続ける方は、座った姿勢そのものが椎間板の内圧を高めやすく、同じ負荷がかかり続けることで椎間板への負担が蓄積しやすくなります。深く腰掛けて背もたれを使い、足の裏を床につけるようにし、できれば30分から1時間に一度は立ち上がって姿勢を変えてみてください。

喫煙

喫煙は、椎間板や周りの組織への酸素・栄養の供給を妨げ、組織の修復を遅らせます。禁煙外来なども含めて前向きに検討してみてください。

体重増加・肥満

体重が重いと腰椎の椎間板に常に大きな負担がかかり続けるため、再発リスクが高まります。急激な食事制限ではなく、無理のない範囲で見直していきましょう。

手術後の経過

手術後、痛みが軽くなったからとすぐに以前と同じ重労働やスポーツに戻ってしまった方は要注意です。組織が十分に修復しきっていない段階で強い負荷をかけると、線維輪の傷が再び開いてしまう可能性があります。運動や仕事の再開時期は手術方法や神経の状態によって異なるため、主治医の指示を優先してください。

糖尿病

血糖値の状態が組織の修復力に影響し、椎間板や線維輪の回復が遅れる可能性があると考えられています。主治医の治療方針に沿った血糖管理を続けてください。

椎間板ヘルニア再発の前兆│見逃したくない7つポイント

腰椎椎間板ヘルニアが再発するとき、次のような症状が前触れとして現れることがあります。

  • 一度消えていたはずの腰痛がぶり返してきた

  • 腰が重い、だるい、張るような感覚がある

  • 朝起きたとき、腰が固まったように感じる

  • 長時間座った後、腰が伸びにくい

  • 前かがみの姿勢がつらくなってきた

  • 坐骨神経痛がぶり返してきた

  • 足に力が入りにくいと感じる

「腰が重い」「長時間座ると腰が固まる」といった鈍い違和感は、再発の初期サインのひとつになっていることが多いです。
ヘルニアの手術をされた方は、手術後に一度症状が落ち着いていたがしばらくしてから腰痛や足のしびれを感じるようになった場合、それが本当に再発なのか、別の原因なのかを含めて確認する必要があります。
こうした変化に気づいたら、まずは専門家にご相談ください。

一般的治療方法について

腰椎椎間板ヘルニアの治療法として、手術ではなく保存療法が選ばれることが多いです。一般的には、消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛に対する薬物療法、神経ブロック注射、リハビリテーションなどを行いながら、3ヶ月ほどの経過観察が行われます。

消炎鎮痛薬は急性期の痛みには効果が期待できますが、重いヘルニアや神経障害性の痛みに対しては効果が限定的とされています。保存療法で改善が見られるケースもある一方、3ヶ月以上の痛みやしびれが長く続く場合は、治療方針の見直しが必要になることもあります。

再発したからといって「手術」が優先されるわけでもない

再発した場合の治療方針も、初回の治療と同じように「保存療法」か「手術」かの2択になることがほとんどです。手術の既往があるからといって、再発時に必ず手術が優先されるわけではありません。

保存療法を6週間から3ヶ月程度続けても痛みやしびれが強く生活に支障が出ている場合や、進行性の筋力低下、排尿・排便障害を伴う馬尾症候群がある場合に、手術が検討されます。逆にいえば、こうした状態に当てはまらなければ、再発したからといってすぐに手術という判断にはならないということです。

椎間板ヘルニアの手術リスクとは

「再発したなら、今度こそ薬ではなく手術で根本的に治したい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、再発時の手術が「必ずしも良い結果につながるとは限らない」という点は知っておいていただきたいことです。なぜなら、手術をしたとしても、腰痛や坐骨神経痛の症状が完全に消失するということはなく一定数の方には何らかの症状が残ることは珍しくありません。また、ヘルニアの再発のリスクもゼロにはなるわけではありません。

このように、再発時の手術は坐骨神経痛や再発そのものをゼロにする保証があるわけではなく、初回手術のとき以上に、メリットとリスクを慎重に見極める必要があります。手術を受けるかどうかは、症状の程度や生活への影響、ご自身の希望を担当医としっかり相談したうえで判断することが大切です。

当院が改善へと導くために大切にしている根本原因とは

保存療法で改善が見られるケースもある一方、薬物療法や経過観察だけでは、痛みやしびれを引き起こしている「姿勢の崩れや筋肉の緊張・アンバランス、神経伝達の機能低下」といった機能的な問題そのものにはアプローチできません。そのため、薬で痛みが一時的に和らいでも、根本の原因が残ったままだと、軽い痛みやしびれが長引いたり、再発を繰り返したりすることがあります。当院では、こうした薬ではアプローチしきれない体の機能的な問題に着目し、症状を引き起こしている根本原因の解消と、再発予防を重視した施術を行っている点が特徴です。

当院の特徴

多角的検査で原因を追究

当院では、施術を始める前に「姿勢分析・関節・筋肉・神経」の検査を行い、お体に起きている問題を一つひとつ確認していきます。

「ヘルニアが原因で腰の痛みや坐骨神経痛が起きている」と単純に片づけるのではなく、なぜヘルニアが生じたのか、その根本原因を探ることを大切にしています。姿勢の崩れや特定の筋肉の過緊張・アンバランス、関節の動きの制限など、人によって背景はさまざまです。この根本原因を明らかにし、解消することが、症状改善と再発予防への一番の近道になると当院では考えています。

鍼灸・整体を組み合わせた施術

当院独自の組み合わせで、鍼灸と整体それぞれの特性を活かしながら「関節・筋肉・神経」の3つの側面にアプローチします。

検査結果をもとに一人ひとりの状態に合わせて治療計画を組み立てるため、画一的な施術ではなく、あなたのお体にとって今もっとも必要な治療をご提供できます。

再発予防のためのメンテナンスやセルフケア指導

施術の効果を長く保ち、再発を防ぐためには、日常生活での姿勢や体の使い方を見直すことも欠かせません。当院では、検査結果や施術内容を踏まえ、ご自身の生活習慣に合わせた具体的なセルフケアの方法をお伝えしています。また、症状が落ち着いた後も体の状態を定期的に確認し、必要に応じて施術内容を調整しながら、再発しにくい体づくりを継続的にサポートします

椎間板ヘルニアの再発を繰り返さないために今できることから

腰椎椎間板ヘルニアを一度発症すると、発症したことのない方比べて再発しやすい傾向があります。線維輪の傷や椎間板の変性といった体の内部要因に加え、重い物を持つ動作や前かがみの姿勢、喫煙、体重など、日々の生活習慣が積み重なることで、再発のリスクは変わってきます。

大切なのは、普段から腰に負担をかけにくい体の使い方や生活習慣を見直しておくことが、次の再発を防ぐ一番の近道になります。
当院では、多角的な検査でお一人おひとりの根本原因を探り、鍼灸と整体を組み合わせた施術で、症状の改善と再発予防の両方を目指しています。
「また同じ痛みが出るのでは」という不安を抱えたまま過ごすのではなく、今の体の状態を一緒に確認するところから始めてみませんか。
腰痛や坐骨神経痛でお悩みの方、ヘルニアの再発が気になる方は、どうぞお気軽に福岡天神の下川鍼灸整体院までご相談ください。

 

腰椎椎間板ヘルニアに関連する記事

「腰椎椎間板ヘルニア」に対する施術方針・流れをご紹介します。

今回、3回目の腰椎椎間板ヘルニア。今回の症状も同じ「腰の痛みと右側のお尻から太ももの裏、ふくらはぎの痛み、足の裏のしびれ」の症状。病院ではヘルニアの手術は必要ないと言われ薬と安静で経過観察と指示。根本から改善したいとのことで来院(福岡市中央区男性50代)

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