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腰痛が解消されない理由

腰痛を放置していませんか?

腰痛は、当院が診ている運動器疾患(筋・神経・骨などの身体運動に関わる障害)で多くの方が訴える症状のひとつです。当院でも腰痛でお悩みの方は多くいらっしゃいます。

初めは「腰がはっている」程度のだったのが、年数を重ね、気付けば「常に腰が痛いからどうにかしたいな」というお悩みに変わり、そこでやっと鍼灸院や整骨院など治療院にかかる方がほとんどだと思いますが、治療院に通っていたにもかかわらず「施術後は楽になるもののすぐぶり返す」「いまいち変化が分からなかった」というお悩みもお聞きします。
「"何故"腰痛が解消されないのか」そして、「"何故"腰痛があることが健康に良くないのか」知っていただき、自分自身に置き換えて考えていただけると嬉しいです。

腰痛治療を行っているのに解消されない3つの理由

  • 1
    腰痛を引き起こした原因をきちんと解消出来ていない

・「腰痛」=「腰の筋肉をほぐせばいい」「腰周りの筋力をつける」のように表面的な部分だけにフォーカスをあて、その部分に対してのアプローチ

・日々の生活でかかる負荷に対して施術頻度が足りない、検査を取らずに患者さんの自覚症状に合わせて施術頻度を空けるなど体の問題と治療計画が合っていない

などといった表面的な原因・対処ではなく、検査を行い「"何故"腰の筋肉が緊張しているのか」のようにもう一歩踏み込み根本原因を把握し、それに加え患者さんの日々の負荷(仕事や家事・育児などの労働)を踏まえ、腰痛を引き起こした根本原因がきちんと解消できる治療計画を立て腰痛治療に取り組むことが大切です。
腰の痛みは体の一部分ですが、体は全て連携し機能しています。一部分が故障すれば他の場所にも悪影響を与えています。

  • 2
    生活習慣の見直し・改善が不十分

幼少期から自分の体を支え動かし生活をしています。
それだけでも体にとっては大きな負荷ですがそれに加え、

長時間同一姿勢
足組みや浅く座る姿勢・中腰作業
ゴルフなど腰により強い負荷をかける姿勢

など普段の生活習慣を見直し、改善することも大切になってきます。
もちろん、全てを変えることは難しいこともあるかと思いますが、意識して変えれることもあるかと思います。

1日単位の変化は大きくなくても、日頃の姿勢・習慣が積み重なった結果が良くも悪くも数ヶ月後の体になるのです。

  • 3
    精神的ストレスが強い

精神的ストレスも、痛みから解放されない理由のひとつです。
特に、「痛み」という感覚にフォーカスしすぎてしまうことで痛みがあることのストレスや恐怖心、先の不安ばかり考えてしまい、その結果、痛みの悪循環を引き起こしてしまいます。
その状態が当たり前になると、脳から指令される「痛みを抑える力」も抑制され、痛みをより強く感じてしまうケースもあります。

検査して手術するほどの大きな問題がないからこそ、不安になりすぎずに普段通り生活してみてください。
痛みによって辛い気持ち・不安な気持ちになってしまうのも分かりますが、心と体は繋がっていますのでネガティブになりすぎるのも良くはありません。

腰痛治療を受け腰痛から解放される方も沢山います

腰痛のお悩みが解消されない方もいるなかで、治療院で鍼灸治療や整体を受け腰痛が解放された方も沢山いらっしゃいます。
それは、

お体に起きている問題を全て解消できた(腰痛を引き起こした根本原因の解消)
生活習慣の見直し・取り組みが出来ている
精神的ストレスを上手に解消できている

上記の解消できない理由とは逆のことですね。
治療院で、詳しく状態を診てもらい腰痛を引き起こした根本原因の特定・解消、それに加え患者さん自身で生活習慣の見直しやセルフケアに取り組んでいただくことで、治療の相乗効果が高まり、健康へまでの回復もはやくなります。
また、健康へ戻る過程では、痛みが弱い日・強い日と波は必ずでます。1日1日感じる痛みにフォーカスしすぎない・痛みが強い日に強い不安感やネガティブになりすぎないことも大事です。
意外と当たり前のことですが、これを継続的に行うことが重要でもあります。
 

健康だから自由に体を動かして好きな事が出来ます

当院が診ている筋肉や神経、骨などの身体運動に関わる障害(運動器疾患)は、生活に大きく支障を与えます。
若さや体力があるうちは、多少痛みがあったとしても生活に支障がでないようにカバーできるかもしれません。
ただ、体に起きている問題は放置されている状態であり、その問題は長期化している状況です。
その結果として、もう自力ではカバーできなくなった頃に、痛みが増したり、神経痛を感じるようになったり、更には骨に問題がおきます。

その時が大丈夫であれば、自分の体のことなんて後回しにされる方がほとんどだと思います。ましてや、「まあ年齢的なところもあるよね」といった年齢のせいして、簡単に片づけてしまい、特に治療をせずに放置される方も少なくないと思います。

しかし、体に問題がおきたとしても、そのお辛い体で生活をしなければなりません。関節や骨に問題起きれば、元に戻すこともできません。この機会に、腰痛から繋がる問題や健康を損ない痛みと付き合っていく生活イメージしながら再確認していただければと思います。

腰痛があることで引き起こしやすい問題

坐骨神経痛・梨状筋症候群

骨には大きな問題がなくても、筋肉のアンバランスや緊張により体が歪みよって腰から臀部を通り足先にかけて走行している坐骨神経を圧迫し「坐骨神経痛」を発症。
通勤電車で立っているときやデスクワーク・運転などの座っている状態など腰に強い負荷を与える姿勢で足にしびれやだるさを感じます。

腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの背骨の問題

背骨も、新生児の頃はC字カーブだったのが体の成長に伴い形を変え、緩やかなS字カーブに変化します。
特に腰の背骨(腰椎)は、立った状態で体重の6割以上の負荷がかかりながらも上半身を前に倒したり反らす動きの約7割を担っていますが、腰椎は、背中と違い肋骨があるわけでもないので、筋肉だけで支えています。
そのため、足組みや浅く座る姿勢・中腰姿勢での作業など体の歪みを作りやすい姿勢・クセが長年積み重なることで、余分な負荷が腰の背骨にかかり、その結果椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など骨の問題を引き起こします。

股関節・膝関節など下肢への問題

長年の生活習慣により、体の歪みが強くなると他の場所にも確実に悪影響を与えます。
特に、腰の背骨(腰椎)は骨盤と繋がっています。そして、骨盤は足を繋ぎ、股関節があり、その下に膝関節があります。
そのため、腰の筋肉が緊張しきちんと機能していないかつ前後左右のバランスが崩れていると骨盤も歪みます。その結果、下に繋がっている股関節・膝関節にも悪影響を与えます。

健康を損なった先にある生活をイメージしてみてください

常に痛み・しびれがある中での生活で、精神疾患にも繋がりやすくなる

体は、物と違って、何か問題がおきたときに交換することができません。
問題がおき痛み・しびれがあるその体で、仕事や家事、育児などをこなし、生活をしなければなりません。
そしてせっかくの休日も、痛みがあれば出掛ける気力も薄れ、動かずにゆっくり休みたい気持ちも強くなると思います。
ただでさえ、痛みで辛い気分なのに、好きな事も思いっきり楽しむことが出来ないのであれば、自然と気分も落ち込み精神疾患にも繋がりやすくなります。

薬に頼る生活

痛み・しびれがある中で生活をしないといけないからこそ、薬に頼り痛みを誤魔化す日々。
全ての薬がいけないわけではありません。お体の状態によっては必要な場合もありますが、薬には様々な種類があり、副作用もあります。
自分の健康を守るのは、薬ではありません。

最終的に自分の足で体を支え、自由に動かせない

長年の生活習慣や過去のケガなどが長い時間かけて体へ影響を与え、少しずつ体の歪みを作っていきます。
若さや休息などによって本来人間が持っている治す力が働き、治療を受けなくても多少カバーできていたはずが、体の歪みが蓄積されていくと自分で治す力もうまく発揮できにくくなり、解消するのは難しくなってきます。そして、体のSOSサインとして「痛み」が出現します。

「痛みの強さ=症状の程度」ではないため、病院や治療院を受診したころには、筋肉だけの問題ではなく骨や関節にも影響し、痛みをゼロにすることが出来ないこともあります。
特に、腰の問題は下半身にも大きく影響を与えるため最終的に杖などを使い生活をしなければならないケースも。

男性・女性ともに経験したことがある「腰痛」
腰の痛みも強くなく、生活に支障が出なければ「ただの腰痛」と考え、辛いときに揉みほぐしに行ったり、何もせずに放置される方が多く、その結果「慢性腰痛」へ移行し、腰痛持ちの体が当たり前に。
「痛みの強さ=症状の程度」ではないため、腰痛くらいと思っていたとしても体に起きている問題は長期化。その結果、腰痛が悪化し、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどの新たな問題に繋がりやすくなります。

また「生活習慣病」という言葉があるように、私たちの体は、日々の姿勢やクセが良くも悪くも体に影響を与えています。だからこそ、生活習慣の見直し・改善も大事になってきます。

治療院でしか出来ない腰痛治療とご自身の生活習慣で、少しずつ体は変化し、本来あるべき健康な体へ戻ることも可能です。今は大丈夫かもしれませんが、今後も健康のままという保証はありません。替えのない体で一生動かさないといけない体だからこそ、今から、ご自身の体ときちんと向き合っていただけばと思います。

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